【ストアサイトのサーバーについて】

10/1更新


平素よりLIDNMをご愛顧いただきありがとうございます。

8月28日(土)並びに9月25日(土)に発生しましたサーバー障害につきまして、
多大なるご迷惑をおかけいたしましたこと、誠に申し訳ございません。

前述したリリース日に限らず、これまでもサーバー障害につきましては多くの厳しいご意見をいただき、
その度に弊社としても重要かつ早急に取り組むべき課題として、以下の改修を行ってまいりました。


1、2020年までのサイトサーバー構成について
非冗長化構成を採用
アクセス集中(新作リリースなど)の数時間前にはスケールアップでの対応

※スケールアップとはサーバーのスペック自体をより高性能なものに変更すること。


2、2021年以降のサイトサーバー構成について

アクセスの伸びが予想以上でスケールアップでは対応できず、冗長化構成を導入。
しかしながら、冗長化以降もアクセスの伸びが予想以上となり、買えたユーザー様もいれば買えなかった、サイトが重かったといったご意見も頂き、
都度のログ調査、スケールアウトしたサイトサーバー自体のスケールアップを繰り返し、対応を行ってまいりました。

※冗長化:1つのウェブサイトにおいてサーバーを複数台使用し、アクセス負荷を分散すること。
※スケールアウトとは冗長化したサーバー構成で有効なサーバーの台数自体を増やすこと。



3、2021年2月/6月の決済代行会社サーバーについて
冗長化構成の導入後、受注が滞りなくデータベースに流れると共にコンビニ決済や、クレジットカード決済を担っている決済代行会社側でのサーバーがパンク状態となりました。
これを受けて、弊社と決済代行会社と協議の上、
2月、6月と改修を進めていただき、現在決済代行会社側でのサーバーは安定状態となっております。


4、8月28日(土)の障害について
予想以上のアクセスにより以下2点の障害が起こりました

※同時アクセスが最大6371人という弊社の想定以上の方にお越しいただいておりました。

・サーバー内ローカルポートの枯渇
・ネットワーク使用率の増加により、データストアへのDNS解決に失敗

上記2点に関しましては
ネットワーク関連のカーネルチューニングを行い、使用できるポート数の増加、使用済ポートのリサイクル高速化、DNSキャッシュの導入を行い、テストの結果、解決できたことを確認いたしました。

※ポート:サーバー自体が家だとすると、データが入出力するための扉のような役割を果たす装置。
※データストア:データを保存するための装置の総称(データベースやファイルサーバー、キャッシュサーバーなど)。
※DNS:インターネット上で ドメイン名 を管理・運用するために開発されたシステム。Domain Name Systemの略。



9月25日(土)の障害について
予想以上のアクセスにより以下の障害が起こりました
・データベースへの読み書き増加に伴うロックの多発

8月28日の改修に加えて、負荷分散用のサーバー台数を増やしたところ、フロントサーバーの処理は向上されましたが、本来一意であるべきデータが複数のフロントエンドからほぼ同時にデータベースへ書き込みがあり、データベースのロックが頻発し、ページ閲覧時にエラーが起こったことがログから予測されます。

※データベース:情報の保存領域の総称(Oracle Database、MySQL、PostgreSQLなど)
※フロントサーバー:ユーザー様が閲覧するためのサーバー。
※ロック:なんらかの不具合でデータベースにおいて情報入出力ができなくなる状態。



今後の改修に関しましては、
リクエストの多重送信防止の強化、
一度サイトに接続したユーザー様が一定間隔以上に別のフロントサーバーに接続されるような状況を回避、
システムが生成する一意であるべき乱数には各フロントサーバーのホスト名などを含めて乱数化し、一意であることへの精度を上げることで解決を試みます。


※ホスト名:この場合はサーバー内のローカルIPアドレスのことを指す。
※IPアドレス:ネットワーク上、または機器内において住所のような役割を果たす機能。



改めまして、度重なるサーバー障害によりご迷惑をおかけしておりますことお詫び申し上げます。
リリース前後に限らず、できる限りのサーバー改修を日頃より行い、一日でも早く皆様に快適にお買い物いただけるよう尽力する所存でございます。
引き続きご愛顧いただけますと幸いです。




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